5月の生徒さん作品紹介~風景画編~

5月は新緑の季節。風景画も沢山挑戦していただいております。
今回はテーマ別に大人さんやお子さん関係なく
作品をご紹介していきます!

こちらは小学校5年生の女の子の作品。とっても力作に仕上がりました~!
下から大自然を見上げている構図で天の川と木々ですね。
天の川はまず水を引いて滲みでマチエール(絵肌)を作っていきました。
なんとパレットにある青が五種類あるのですが全部の青を使いました。

また青に深みを出すために緑も使いました。
にじみが乾いたら今度は水少なめで木の影になる濃いグレーを
木の形を意識しながら塗っていくだけ。
細かい枝の表情までコツコツと地道に描き上げていただきました!

こちらは大人生徒さんです。樹木のある風景にこだわって
頑張って描いていただいています。こちらはマスキングを使って
葉の表情がうまく表現できていると思います。
当教室では細かいマスキング部分は水筆ペンの使用をお勧めしています。
細かい下地作業を終えて、
やっと水彩に入るわけです。

水彩ならではですね。色を塗るのに時間をかけすぎると水彩らしさが失われるという
特性上、下地を慎重に作り上げていくのがポイントです。
緑の色も深みがあり、彩度、明度バランス良しのいい作品に仕上がりました!

こちらは夏の白髭ビーチを描いていただきました。
滋賀県の白髭神社付近にある琵琶湖の風景です。
晴れた日の空と透き通った湖。日差しを浴びて暗くなっている松、など
夏らしさを描くことのできるモチーフですね。
また奥行きがあるので波などの幅や遠くの霧がかった陸の表現など
下地から丁寧に意識して塗っていくことが大事です。
しっかり濃いグレーと薄い色の対比が難しい作品だったと思います。
最終的に波や雲などとても繊細に描けておられると思います!
お水の量や濃く作る、薄く作ることに慣れていくことが
大事ですね(^^)/

こちらも空の表現が印象的な作品ですが
下の京都の街並みもとっても詩的に描けているいい作品だと思います!
遠くの京都タワーだけ白いのはとても良いポイントになっていますね。
このように風景にワンポイント何かアクセントとなるものを入れることを
点景と言います。
風景の中に何か特徴物を入れると画面に急に物語性がでてきますね。

空もとっても難しかったと思います。
空は本当にグラデーションの宝庫ですので
必ず水を引いてから塗りましょう。シミの原因になります。

風景画も大変人気のあるジャンルです!
空や海、木々、街など幅も広いです。
是非皆さんも身近にある風景や
旅先での風景など描いてみてください!
興味がある方は是非、体験からお申し込みください(^^)/

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