花は女性に大人気
みなさんは、水彩画というとまず何を思い浮かべますか?
人によっていろいろなものを想像すると思うのですが、
今回はその中でも「花」という女性に人気のモチーフを紹介します。
経験談ですが、男性は森や崖などの景色を描きたい人が多く、
女性は「花」を描きたい人が多いです。特に白い花が人気です。
天気がいい日に気軽に外に出て、スケッチ感覚で描くことが出来るのは水彩画の特徴の一つです。
そこで道や公園を歩いていると、四季折々のいろいろな花に目が留まる事も多いと思います。
水彩画で描くには独特の難しさがある
花というモチーフは、リンゴなどの果物よりも複雑で繊細なので難易度は少し難しくなります。
春の桜、夏のひまわり、秋のコスモスなど、その時々によって、見られる花は違い、それぞれの難しさがあります。
花によって、花びらの形や色が違ったりするので、背景の色と差を出して画面を見やすくするように気を付けたり、どんな花の種類なのかがわかるように、花の与える印象や花びらの形も意識しなくてはなりません。
茎や葉っぱも花の個性が引き立つので、バランスよく花と一緒に配置していきましょう。
ボタニカルアート(植物画)も人気
花を描く水彩画の中で、ボタニカルアートも人気です。
植物画(ボタニカルアート)は、細部の目に見える構造を細密描写する絵のことで、葉っぱの細かい模様や花びらの裏側まで細かく描かれます。
これは構造を理解するのに適している上に、出来上がったきれいな植物画を部屋に飾ることで整理されたデザイン画のような雰囲気も与えます。
リアルに描く必要はありません
水彩画では特にリアルに描かなければいけないということはないので、自分の好きなようにデフォルメして描くのもOKです!自由でいいのです。
絵手紙などは簡略化して描かれているので、簡略化する分、その花のもつ印象をとらえることも重要になってきます。
上手に描くコツ
かなり上級者になると下書きはササっと描いて、色を乗せて印象をとらえていくという方法もありますが、初心者の方が花をきれいに描くためには、まず下書きを丁寧に描くことです。
本物の花や写真を見たりして、特に花びらの前後感や表裏の陰影を意識して線を描いていきましょう。
最初は1輪か2輪、慣れてきたらたくさんの花が入った花瓶や、花畑を描いていくといいです。
白い花には、背景が白い紙のままだと花の白さが際立たないので、背景は濃くして、花の白さを際立たせるのがいいです。
赤や黄色など色が入った花は、白い背景でもいいので、花の鮮やかさが引き立つように描いていきましょう。
二条城前 水彩画教室 紫水庵ではさらに細かい技法などもどんどん紹介していきますので、楽しみにお待ちください。
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