

この絵は最後に仕上げた作品で、日本画家の渡辺省亭の2枚の縦長の絵を参考に同時に描きました。顔彩や日本画の胡粉も使い、
色合いや雰囲気もかなり渡辺省亭に近くなったと思います。下書きからとても丁寧に調整しながら描かれていたので、
シロサギや鶏の形もバッチリです。白はマスキングを使い紙の白さをそのまま活かしています。

中心にいる耳をふさいでるムンクがそっくりに描けていてインパクト大ですね!(中央の人物は、叫んでいるのではなく、どこからともなく聞こえてくる「自然を貫く果てしない叫び声」を聞いて、両手で耳を塞いでいると考えられています。 )

さまざまな技法を駆使して描いていただきました。手前に広がっている黄色やオレンジの紅葉の葉は
マスキングをして苔の色をしっかり入れた後に入れていただいたので苔と葉っぱの色が
混ざることなく発色の良い色で表現できています。また奥行きもかなり意識して
描いていただいたので遠くから手前までとても見応えある作品となりました。
いわゆる「空気」が描けている作品だと思います!

ウェットインウェットで滲みを上手くいかせています。風景では奥行きがとにかく大事ですが
そこもバッチリ抑えられていますね!

尻尾を足で挟むというオリジナルを加えていただき可愛らしい愛嬌のある作品となりました!

素晴らしい空気感のある作品ですね。
この生徒さんがおっしゃるようにこってりせずに薄く、でも的確なタッチで描くのは
本当に水彩の難しいところです。しかし遠くの光の当たっているバラが何とも爽やかに
描けています。手前の暗闇は少しブルーがかった緑。ピンクのバラ自体にもその色を薄くかけたりしています。
そして真ん中の主役と思われる花以外はしっかりぼかすことが大切です。
色彩も美しく、真ん中と向こうまで目線が気持ちよく流れていく良い作品だと思います!
二条城前水彩画教室紫水庵では
それぞれの生徒さんのご要望にあわせて作品の
指導をしております。
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