本格的な日本画を学んでいただきました

こんにちは!
今回ご紹介するのはいつもの水彩画を
さらに発展させた本格的な日本画に挑戦していただいた
生徒さんがおられましてその作品や過程のご紹介です!

日本画は広義では水彩画の一種で
日本では古来から描かれてきた技法です。
西洋のテンペラ画に相当するような位置づけです。
西洋では油絵の登場で油絵の方が主流になりましたが
日本では油絵は開発されなかったので
油絵が西洋から輸入されるまでは
日本画しか技法がありませんでした。

墨や、絵の具は水干絵の具(別名泥絵の具)や
岩絵の具を使い、膠(にかわ)という動物の骨や油でできた
ノリを絵の具に混ぜて水と一緒に和紙に描いていきます。
絵の具を一から作らねばならず
チューブからだしてそのまま絵を描いている人たちからしたら
とても絵を描くまでの準備などが大変な技法です。
しかも膠は時間が経つと腐ります!!

その日本画の簡単バージョンが顔彩(がんさい)と呼ばれる絵の具です。
水彩に近い絵の具ですが名前は日本の色(ピンクが紅梅など)で
色の彩度も少し低いです。
こちらも教室で絵手紙などでお教えしています。

顔彩で絵を描いている風景

今回は顔彩ではなく、
岩絵の具などを使った本格的な日本画を
肌で体験していただきました。
材料費が高く水彩画とはまた別料金になりますが
ご興味ある方はお教えしますので是非お声がけください!

やはり水彩画の基礎があるとより日本画を楽しんで描いていただけ、
上達していかれると思います!

生徒さんの作品。岩絵の具の粒子の扱いや水彩画に通じるぼかしの表現など苦労されましたが根気強く仕上げていただきました!
講師作品。写生的な作品ですがここからもっと自由な色使いにしていくこともできます(^^)/

日本画はとても時間がかかり根気のいる絵画ですが
描いている人が減っているそうですので
とても貴重な絵画ともいえます。

ご興味がある方は是非体験の時にお話しください(^^)/

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