京都御所の猫

こんにちは、紫水庵の稲田です。

今回は前回に引き続き、モチーフは「猫」になります!
生徒さんが数枚の写真を持ってきてくださったので、その中から描きたいものを選んでもらいました。
その一枚が京都御所で撮った猫ちゃん。草むらからじっと外の様子をうかがっています。

写真が密度が高い画面構成だったのと、本当は写真では猫の顔や目が枝で隠れて形が捉えづらかったので、よりシンプルに見やすくするために、下書きの段階で枝をずらして目を見せる構図にしてもらいました。

塗りでは猫を先に描いてもらいました。枝などは考慮せずに黒を思いっきり乗せました。
後から枝を描く時は、枝とかぶっている猫の黒柄の部分を水の含んだ筆で一度消して、枝を上から塗っています。
いっぺんに塗って後から一部消すことで猫の黒柄はとぎれとぎれにならずにつながって見えるようになります。(後から水で抜くか、最初からその部分は描かないかはその時の状況次第なのでそこは臨機応変に!)
水筆で色を抜く作業は葉っぱのエッジの部分や猫の毛の部分にも活かせますので、是非活用していただきたいです!

完成作品も猫の表情がとてもいいものに仕上がったと思います。特に目が野良猫のワイルドさを表現できていますね!

講師参考作品

次はまた猫のモチーフになります。こちらも野良猫のワイルドさ、孤高さが出たらいいですね!

講師下書き

京都二条城前 水彩画教室 紫水庵 ではこのように自分で撮った写真の印刷したものを持ってきて、
講師が教えながら水彩画が描ける
ので、どんどん自分の気に入った写真などをもってきていただけたらうれしいです。
初めての方や初心者の方も、こんなのが描きたいと伝えてもらえれば対応いたしますので、気になった方、ご応募お待ちしております!

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