バラにこだわる

久々にお越しいただいたMさん、
紫のバラを描いていただきました。
下地の黄色が濃かったため少し邪魔をしてしまっていて
紫、実際はもっと発色させたかったのですが
頑張って描いていただきました。

植物の下地は黄色を使うように皆さんにお教えしていますが
なぜ今回は黄色を濃く入れたらだめだったのか。

それは黄色の補色が紫だからです。
補色どおしを混ぜるとグレー、
特に今回の黄色と紫は混ぜると
茶色に近いグレーになってしまいます。

ですので、何回も紫を入れても
下地の色が浮き上がってしまい
紫がしっかり入らないのです。

重ね塗りの水彩のいいところが
このように単色を発色させたいときに
なかなかでない、ということにつながる
ケースもあるということを覚えておきましょう。

黄色はもちろん下地にいれるのですが
うすーくいれましょう。

しかし、Mさん、明暗差や背景のぼかし具合など
とてもいい感じになってきました。
水彩絵の具に慣れてこられましたね。

次回もバラを描かれるということです!

おうちのほうでもバラを育てていらっしゃって
いつもバラのいろんなことを教えていただいています。
バラを美しく描きたい!という情熱が伝わってきます。
Mさんのバラ作品にご期待ください!!

京都、二条城前水彩画教室では
女性に人気の花の描き方も
しっかりご指導しておりますので
是非体験から水彩画の魅力に触れてみましょう!


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